お子さまの“数学力”を伸ばすために — ECCベストワン本郷駅前校が、保護者の方に知っておいていただきたいこと

中学生になると、算数から数学へと学習内容が大きく変わります。数字を扱うだけでなく、「文字式」「方程式」「関数」「図形」「証明」など、抽象的な概念が増えていきます。そのため、ただ「解き方を覚える」のではなく、「なぜそうなるのか」を理解しながら学ぶことが大切です。
① 計算は「正確さ」と「スピード」の両立を意識して
まずは数学の土台となる計算力の強化が大切です。中学生になると、計算ミスが原因で点数を落とすことがよくあります。
- 基礎計算(四則演算、分数、小数、正負の数など)は、日々の演習で感覚を維持しましょう。
- 1日5〜10問でも、毎日解く習慣をつけることで精度とスピードが上がります。
② 「わかる」から「できる」へ —— 解き直しが学力のカギ
間違えた問題は、そのままにせず、必ず解き直すことが重要です。
- どこでつまずいたのかを明確にし、「なぜ間違えたか」を振り返る習慣をつけましょう。
- ノートに「間違えノート」を作るのも効果的です。自分だけの弱点克服ツールになります。
③ 図やグラフを積極的に使う
図形や関数では、視覚的な理解がとても重要です。
- 問題文に図がなくても、自分で書いてみることが理解への近道です。
- 関数のグラフは「動き」をイメージしながら描くと、数学的な感覚が養われます。
④ 単元のつながりを意識して学ぶ
中学数学は単元ごとに見えても、実は深いつながりがあります。たとえば、
- 一次方程式 → 二次方程式
- 比例・反比例 → 関数
- 図形の合同 → 証明
前の単元を理解していないと、後の単元で必ずつまずきます。復習を交えながら、知識を「点」ではなく「線」でつなげていく意識を持ちましょう。
⑤ 「答えを見る」ことを恐れずに使う
自力で解けなかったときは、解答を見て理解→再チャレンジする流れが大切です。
- 「見て終わり」ではなく、見たあとに同じ問題を何も見ずにもう一度解くことで記憶が定着します。
保護者の方へのアドバイス
- 数学に苦手意識があるお子さまほど、「なぜそうなるか」の部分を一緒に言葉で説明してあげると理解が深まります。
- 「できたね!」のひと言が、次のやる気につながります。正解よりも「考えたプロセス」を褒める姿勢が効果的です。
- 学校や塾の授業についていけているか、定期的に確認してあげましょう。
中学生の数学は、学習の仕方によって成績に大きな差が生まれる科目です。焦らず、コツコツと積み上げていく姿勢が、確かな力へとつながります。ご家庭でもぜひ、学びの習慣づくりをサポートしてあげてください。